社員インタビュー Vol.8

第8回目は宮崎工場の大ベテラン!
金型メンテナンス職のIさんにお話を伺いました。(1981年4月入社)

・入社のきっかけを教えてください
もともと「ものづくりに関わる仕事がしたい」と思っていた高校3年の時、
先生から「金型づくりって知ってるか?」と勧められたのがきっかけです。
実際にやってみるととても奥が深くておもしろく、それが今も続いています。
当時は工場全体が忙しく、少しギスギスした雰囲気もありました。でも今は、誰とでも話しやすく、
ずいぶんと風通しの良い職場になったと感じています。会社の“人のあたたかさ”が大きな魅力ですね。

・会社の好きなところを教えてください
何か困ったことがあっても、気兼ねなく相談できて、みんなが協力してくれるところです。
自分ひとりで抱え込む必要がなく、チームで乗り越えていける安心感があります。

・仕事内容を教えてください
主に、プラスチック製品を作るために使われる金型の掃除・メンテナンス・修理を担当しています。
量産型(同じ製品を大量に作る金型)の修理は、寸法や形状を完璧に維持することが求められるので難易度が高いです。
だからこそ、緊張感もあり、技術的な難しさもありますが、その分、やりがいも大きいです。

・後輩を指導するときに心がけていることはありますか?
今指導している後輩は、11年前にこの仕事に就いた方です。
いきなり難しいことは教えず、基本から丁寧に、段階を追って伝えるようにしています。
昔は「見て覚える」スタイルでしたが、自分が無駄に時間を費やしたと感じた部分もあり、
それを繰り返さないように、自分が経験して得た知識はすべてノートにまとめ、惜しみなく伝えています。

やりがいは何ですか?
「これは無理かもしれない」と思うような金型が直った時の達成感は、本当に大きいです。
しかも、それは自分ひとりの力だけではなく、技術課や成形課のメンバーなど、みんなの知恵と力を集めて成し遂げたもの。
だからこそ「みんなでやり切った!」という実感があります。
ものづくりの現場の一体感を感じる瞬間です。

・最近あった嬉しかったことを教えてください
名古屋に住んでいる弟が十数年ぶりに帰ってきてくれました!
甥っ子もすっかり大人になっていて、あの小学生がこんなに立派になるんだなあと、感慨深かったですね。
久しぶりに家族の温かさを感じる時間でした。

・趣味はありますか?
趣味は「ジオラマ作り」です。
実家を工房にして、10年かけて地元・延岡駅のジオラマを制作しています。
今年の夏、ついに完成予定です!
5年前に一度、地元の駅で展示もしました(あのときは6割完成でした)。
今では“超大作”へと成長し、ある施設から展示依頼もいただいています。

ジオラマ
ジオラマ

・息抜き方法はありますか?
工房には大きなスクリーンがあって、映画や音楽を楽しんでいます。
ジブリ作品、クラシック、矢沢永吉、嵐まで…ジャンルは幅広いです(笑)
地元のHPなどでも工房を紹介してもらっているので、映画やライブ映像を観る仲間もできたりして、楽しい時間が過ごせています。

・仕事とプライベートのバランスはとれていますか?
正直、ちょっとプライベートが多めかもしれません(笑)
でも、それも仕事を全力でやってきたからこそ楽しめる時間。
ジオラマ制作のラストスパートに向けて、今年の夏が楽しみです!

・インタビューを終えて
44年という長い時間を、黙々と、そして熱心に積み上げてきたIさん。
その姿勢からは、職人としての誇りだけでなく、後輩たちへの深い愛情が伝わってきました。
「見て覚えろ」の時代を経て、今は「伝えて育てる」時代へ。
会社と共に歩み続けるIさんの姿は、これからのものづくりを支える新しい世代にとって、大きな道しるべとなるはずです。

社員インタビュー企画の続編にご期待ください!

今回のVol.8をもちまして、全8回にわたる社員インタビュー企画はいったん一区切りとなります。
これまでご覧いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
毎回のインタビューを通じて、それぞれの現場で働く社員の想いや人柄、仕事への誇りを感じていただけたのではないでしょうか。
ものづくりの現場には、技術だけでなく、人とのつながりや温かさがある――それを少しでもお伝えできていたら嬉しいです。
今後はまた、新たな企画や記事もお届けしていく予定です。
社員インタビューも形を変えて、第2シーズンとして復活する可能性もありますので、どうぞお楽しみに!
これからも、皆さんに「働くことの魅力」が伝わるような発信を続けてまいります。
次の展開にもぜひご期待ください!

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